社会活動家で「反汚職法」の即時解決をインド政府に求める断食抗議を展開し、全国にその賛同者を集めているアンナ・ハザレ(Anna Hazzare)さんは、インドにもうひとつの価値をもたらしているようだ。
8月23日付TNN通信が報じた。
例えば昨日報じたデリーでの犯罪件数の減少にみられるように、人々に何らかの形で「明確な目的意識の構築による気持ちのゆとり」をもたらしている可能性があると、ある精神分析医は指摘する。
「アンナ氏の非暴力による平和的な形での抗議は、現状改革への行動が将来への希望とかけあわされ、理不尽なことの多いこの国の生活に疲れている国民の心を癒している。若者は映画スターやクリケット選手ではなく、アンナ氏を偶像として崇拝している」同医師。
例えばムンバイのような大都市では、矢のように過ぎていく日々に忙殺され、特に若い独身世代の中には隣人とのつきあいもなく、疎外感に苦しむ人が多いという。
しかし「アンナ現象」が巨大な精神カウンセリング効果のように作用し、アンナ氏を支持するデモに自主参加することで自身の目的意識を明確にし、人々が疎外感を克服しているというもうひとつの前向きな側面も無視できないと前述の医師は言う。
ムンバイでは主にジュフーで大規模なデモが行われている。