NEW DELHI:
米発の金融危機が銀行セクターに容赦ない打撃を与える中、資産総額1兆9,500億ドルと世界最大手のひとつだったシティグループの株価が23日急落し、時価資産でインド最大手の国営インド・ステイト銀行(SBI)が一時的に上回った。
23日のインド株式市場は休場だったが、早朝にシティグループの時価総額は5,732億8,000万ルピーとなり、前日株価終値で算出されたSBIの6,644億9,000万ルピーよりも低くなった。
シティグループは未曾有の危機に直面しており、20日時点で、52週連続で高値をつけていた昨年4月28日の27.35ドルと比較し93パーセント安の1.95ドルにまで下落している。
2007年のピーク時、同グループ株価は65ドルの値で取引されていた。
23日の終値は2.1ドルとなっている。
バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなど米系金融機関が軒並み不調の中で、SBIは2008年4月~12月までに、純利益として470億ルピーを計上している。
シティグループでは、稼働資産の総額に占める自己資本比率は11.9パーセントと世界で最も優良な一方、不良資産の処理を巡る難局に直面している。
米政府は株式保有比率を最大5パーセントまで引き上げるなど、投資家や顧客の信頼を回復するための措置を検討しており、最終的には米国国営銀行になる可能性もある。
また米政府は不良資産の救済策として、総額3,450億ドルの国家財政の拠出を計画している。