チェンナイの民間病院、フロンティア・ライフライン病院(Frontier Lifeline Hospital)で先週、世界初となる2件の心臓移植手術が同時に行われ、成功した。
3月23日付ナブバーラト紙が報じた。
病院側によれば最も大きな課題は、移殖するための心臓を別々の病院から運ばなければならなかったことだった。
「知識と経験、インフラ、技術、チーム、そして神業の全てが揃って成せたことだ。そしてもちろん、チェンナイ警察には摘出された心臓の運搬時に交通整理の協力を得たことに感謝している」
同院長で心臓外科手術の権威としても知られるチェリタン(K.M. Cherian)氏。
患者は22歳と32歳のいずれも男性で、「心収縮が健康な人の15%未満しかなく、そのままでは余命6カ月ほどだった」と説明し、「チームは4つに分かれ、2チームはドナーからの心臓の摘出に、2チームは移植手術に当たった。時間との戦いだった」と振り返る。
チェリタン院長によれば類似の事例として6日間を隔てて双子の心臓移植を行った2001年のニューヨークの事例や同じ日に2件の心臓移植を行った2009年の英ニューキャッスルの事例を挙げたが、同時に行われて成功したのは世界でも今回が初めてだという。
患者の容態はいずれも順調に回復に向かっており、2週間後には退院できるという。