ムンバイのカール(Khar West)地区にある築30年以上の団地が、信じられないような価格で取引されており話題を集めている。
6月22日付ナブバーラト紙が報じた。
この団地の土地を買収し、タワーマンションの建設を計画する業者パリニー・デベロッパーズ(Parinee Developers)が、わずか1BHK(個室、リビング、ダイニングキッチン、日本における1LDKに相当)の部屋一戸に、なんと4,000万ルピー以上もの値をつけているのだ。
「1BHKなら4,000万から4,500万ルピー、2.5BHKなら5,000万から5,500万ルピーほどの条件を提示し、退去に同意した住人に支払っている」同建設業者。
一方で不動産業界の専門家らは、「常識とかけ離れた価格での買収は、周辺地域の不動産価格をいたずらに高騰させ、団地経営者の期待感を煽り、再開発市場を混乱させる恐れがある」と警告している。
対するパリニー側は、あくまで同団地の容積率(FSI)に対する利用率が40%に過ぎなかったため、今回の決断に及んだと主張している。
パリニーでは37戸のうち20戸を既に買収しており、最終的な買収コストは20億ルピーほどになると発表している。
問題の団地は面積およそ4,700平米の広々とした土地に、3階建てのアパートが6棟点在している。
各戸は1BHKが54~58平米、2BHKが74~84平米ほどの広さがあった。