インド最大の複合事業グループ、タタ(Tata)が、今年中にインド4大都市のひとつ、コルカタ近郊に最先端設備を備えたガン総合病院を寄贈すると発表した。
8月23日付ナブバーラト紙が報じた。
タタ・グループのラタン・タタ(Ratan Tata)会長によれば、コルカタ中心部から東北東に約10キロの地点にあるラジャラート(Rajarhat)に用地を確保している。
投資額としては当初の10億ルピーに加え、追加投資がある見込み。
タタ氏は病院寄贈の理由として、「西ベンガル州はタタ・グループ発祥の地であり、企業アイデンティティを構成する欠かせない要素だ」と述べた。
カルカッタ証券取引所(Calcutta Stock Exchange)には同グループの飲料メーカー、タタ・グローバル・ビバレッジ(Tata Global Beverage)が上場しているが、目立った取引はない。