デリーで優良なオートリクシャー・ドライバーらを集めた「スター・オートリクシャー・クラブ」が、NGO団体ニャヤ・ブーミ(Nyaya Bhoomi)により結成された。
現在、メンバーは24名。
全員が、乗車拒否をせず、政府が制定した料金メーターに従った運行をする、「顧客第一主義」と認定されたドライバーだ。
「デリーは横暴なオートリクシャー・ドライバーばかりで有名。とても恥ずかしいことだ」
1日13時間のシフトで15年以上、営業を続けるジャスワルさん。
「特に電子式メーターが導入される以前は、手動メーターが壊れていたり、正確な料金が乗客に分かりにくいことを悪用し、ごまかすことは、いわば当たり前の慣習となっていた。私もかつては、お客さんを騙していたことがあった」と告白する。
「でも今は、考え方を改めた。お客さんを騙して余計にお金を取るぐらいだったら、1食抜いて節約しますよ」
いま、ジャスワルさんは、前述のNGOを通じて、悪質なドライバーの免許更新不可などを呼びかけ、優良なドライバーはプレートを掲げることで、市民がオートリクシャーを安心して快適に利用できるような環境作りに尽力している。
「デリーを変えたいんです。そのためには、市民からの信頼を回復しないと」と意気込むジャスワルさんの言葉に、クラブのメンバーたちも力強くうなずく。
クラブに加入するには審査があるほか、3,000ルピーの入会金を支払わなければならないが、現在、加入を希望するドライバーが増え続けているという。