アジア最大のエイズ患者を抱えるインドでは、1996年以来患者数が56%も削減していることが、今年国連エイズ計画(UNAIDS)が発表した世界エイズデー報告書により明らかになった。
11月21日付ナブバーラト紙が報じた。
同報告書によればアジアにおけるエイズ患者数はインドを筆頭に大幅に減少し、エイズを原因とする死者数も21%下がっている。
エイズが原因で亡くなった人は1995年の250万人、2000年代中盤の220万人から、2010年に180万人となり、抗レトロウイルス療法の導入が奏功し、着実に減少している。
南インドおよび東南アジアでは、2010年に新たにHIVに感染した人は27万人となっており、1996年の統計から40%削減した。
「特に世界最大の感染者数が見られているインドでは、2010年に新たに感染した患者数は56%減少している」報告書では付け加える。
UNAIDSのマイケル・シディベ(Michel Sidibe)事務局長は「こうした傾向は歓迎すべきだが、一層の効果を得るためにはひとりひとりの責任の共有が必要である」と説いた。
「金融危機を背景にしてもなお、AIDS感染防止への取り組みは着実に浸透している良好な兆候が現れている」シディベ氏はまとめた。