NEW DELHI:
インドIT大手各社は、新しい成長戦略の一環として、世界規模で7,000億ドルとも見積もられている巨大市場であるライフサイエンス分野へ、有機化学・無機化学問わぬ進出を視野に入れている。
国内4番手のサティヤム・サービシーズ(Satyam Services)は最近、製薬会社向けソフトウェアソリューションを専門に提供するライフサイエンス中核研究センター(CoE)を設立した。
このセンターでは、研究開発分野における研究情報科学や知識管理、無線タグ(RFID)の実装などのサービスを提供することを目指す。
各社とも、こうしたライフサイエンス産業におけるハードウェア、ソフトウェア、インフラ含むIT化から得られる、大規模な恩恵を期待しつつ、当初年間売上のうち3~4パーセントをターゲットにしている。
既に長年に渡り、ヘルスケアやライフサイエンス市場にフォーカスしてきたウィプロでは、研究開発、製造、販売・営業、企業管理などの多岐に渡るサービスの提供実績がある。
一方のインフォシスは、CEOのゴパルクリシュナン氏が、「現在最も重点を置いている分野」の筆頭にヘルスケアとライフサイエンスを挙げ、「現在のところは十分な実績がないが、今後は積極的に参入していく心づもりだ」と意気込みを述べるなど、熱い視線を注いでいる。
さらに、製薬企業買収の動きも盛んになりそうな模様だ。
コグニザント(Cognizant)は昨年10月、製薬分析企業MarketRxを買収し、同社が擁していた20社の大手含む製薬会社を顧客ベースとして取り込むことに成功している。