バス運転手を稼業にする男性の双子の息子たちが、貧困を乗り越え勉学に取り組み、先月25日にインド最高峰の技術大学、インド工科大学(Indian Institute of Technology:IIT)の入学試験(JEE-Advanced)に見事、合格し、将来を嘱望される技術者への第一歩を踏み出した。
「父は僕らが何らかの試験に合格したことは分かったんだけど、それがどれほどすごい試験だったかまでは分かってなかったみたいです」合格した双子の一人、ラーム・ヤダウ(Ram Yadav)さん。
双子は父親の月給8000ルピーでの生活という経済的な制約のある中、民間の塾や補講といった助けを一切借りず、独学で必死に猛勉強に取り組み、見事成功を手にした。
2人の夢は研究者になることだ。
一方、合格を喜ぶ間もなく、これから多額にかかる2人分の大学の授業料をどのようにして捻出していくかという問題が、ヤダウ家に大きくのしかかっている。
後日談として、今月20日付の、この報道を見た人々による寄付が、インド全土から集まってきたため、お金の問題はたちどころに解決している。