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ジャロカー」はインドの小窓インドの今をのぞいてみよう 
大統領官邸、食事はベジのままで
Source - Zee News
2007年07月25日

「人民の大統領」だった、アブドゥル・カラム氏のエピソードです。

New Delhi:
ラシュトラパティ・バワン(Rashtrapati Bhavan:大統領官邸)の昨日までの主、伝説的前大統領アブドゥル・カラム(A P J Abdul Kalam)氏(75)は純ベジタリアンで、ことに故郷南インドの一般的庶民の食事であるイドリ(Idli、米粉の蒸しパン)やドーサ(米粉クレープ)、サンバル(酸味のある豆スープ)が主なメニューとして供されてきた。

今回、インド初の女性大統領となるプラティバー・パティル(Pratibha Patil)氏(72)の代になっても、この「純ベジ」の流れは変わらず汲み取られ、そこに同氏好物のウッタッパム(Utthapam、米粉のお好み焼き状パンケーキ)が加わることになる程度だろう。
これまでジャイプル知事だった彼女の執事は、「油やスパイスを控えめにした質素なお食事が、お好みです」とコメントしている。

大統領であっても変わらず清貧を貫いたアブドゥル・カラム氏在任中のラシュトラパティ・バワンには、様々なエピソードが残っている。

例えば晩餐が深夜になってしまうことがしばしばだった大統領は、専属シェフは無用とし、官邸敷地内に住む執務官や護衛らのものと同じキッチンで作られた料理を求めた。
食事の付き添いに当たる係官も、冷めた食事を温める1名のみ、と通達していた。

「人民のための大統領」との呼称に相応しく、何か必要なものがあれば、大統領自らが受話器を取り、電話で解決法を聞き出して、多くは係官の出動には及ばなかった。
「生活の細々としたことは全てご自分でおやりになり、周囲に言付けたり頼んだりするようなことは滅多にありませんでした」カーン報道官。

任期の間中、大統領専用キッチンが使われることは結局なかったようだ。
それは、大統領の親戚一同50人が、ラシュトラパティ・バワンを訪問した際すらも同様で、親戚をもてなすために掛かった費用の支払を申し出たとも記憶されている。

決定的なエピソードは、こういったものだ。
2003年7月14日午前8時40分、ナイール秘書官が大統領からその日一番の電話を受けた。
いつも通り物静かな声で、カラム氏は「ナイールさん、昨晩はどうしたものか、ベッドルームが雨漏りしていて、一睡もできなかったのだよ」と告げた。

「身体が凍りつきました。他の大統領であれば、首が飛んだかもしれません。」ナイール氏はラシュトラパティ・バワンに残る業務手帳にこのように書き記している。

「私の動揺を察し、偉大なロケット科学者でもある大統領は宥めるような声でおっしゃいました。
『心配いらないよ。君がすぐに行動を起こして、事態を解決してくれることは分かっている。ただ、官邸敷地内で、他にも雨漏りしているベッドルームがあるかもしれない。そういう場合、移りたくても移れなくて、困る人がいるんじゃないかと思って、それが心配だっただけだよ。』」

ナイール氏はすぐさま、「大変申し訳ございませんでした。すぐに調べます」と答えるのがやっとだった。

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