年間1100~1500ミリの降雨がありながら、水資源管理が劣悪なために、たびたび「干ばつ地域指定」の不名誉なレッテルを貼られてきた西ベンガル州プルリア(Purulia)県で、農村の女性たちが立ち上がり画期的な水資源管理を導入している。
同州では行政機構の機能不全や毛沢東主義者らによる妨害行為などにより、十分な降水量があっても水資源が住民に行き渡らない問題があった。
そこで政府の農村開発プログラムの下でNGO団体の指導を受けながら、農村女性の自立グループが「Integrated Natural Resource Management:INRM(総合的天然資源管理)」などの取り組みにより水資源の有効活用を推進している。
例えば「ハパス(Hapas)」と呼ばれる小型タンクを畑などの最も低くなっている場所に設置、雨水を貯めておき、最小限の水量を最大限の面積に散水する工夫を施した。
この取り組みにより、作物によっては短期間で収穫することも可能になったという。
さらに女性グループは今後、貯めた雨水を飲料水や洗面などの家庭用水として用いることができるよう浄水する仕組みを試みる予定をしており、本来は恵まれていた水を最大限有効活用し、農村の生活向上につないでいきたいと努力している。