米ワシントンDCで、インドおよびパキスタンから招かれた少女らを対象としたサッカー教室が23日より開催されている。
ワシントンのジョージタウンにある伝統ある競技場ジェレフ・フィールド(Jelleff Field)には、インドとパキスタンからそれぞれ10名ずつ選抜された、平均年齢15歳の少女たち20名が、およそ2週間の日程でキック技術やボールの慣らし方などのテクニックを細部に渡り訓練を受けながら、両国の友好関係の絆も結ぼうとしている。
「サッカーを通じて隣国の同世代と友達になれることをうれしく思う」インドからの参加者のひとり。
今回の、いわゆる「スポーツ外交」を主催したのは米国務省教育・文化部で、「外交レベルでは何らかの障壁のある両国だが、若い世代の民間レベルの交流を通じて将来に渡り関係が改善していくきっかけになれば」とアン・ストック(Ann Stock)同次官補はその趣旨を説明している。