ラジャスターンを周遊する豪華特急、「ラジャスタン王室列車（Royal Rajasthan on Wheel）」はこのほど、車内でWiFi通信と衛星放送が利用できるようになった。
10月22日付ナブバーラト紙が報じた。

ラジャスタン観光開発公社のマンジート・シン氏が報道陣に明らかにしたところによると、10月18日に今年の営業運行をスタートした同列車は、料金がスイートが1泊2,500ドルから1,600ドルに、一般客室が1,200ドルから825ドルへと値下げされた。
とはいえ、訪問地は増え、民族舞踊ショーやファイブスターホテル級の食事メニューを楽めるなど、昨年よりも多くの趣向を盛り込むことで「お得感を味わってもらうこと」に重点を置き、超豪華列車も世界的な景気低迷に配慮しているというわけだ。

冬季となる4ヶ月間は、列車内でスパすら楽しめる予定で、WiFiや衛星TVの利用が可能になるなど、出張帰りのビジネスマンへのPRも狙っているのか。

シン氏はまた、「1週間の旅で、できるだけ多くの場所を周りたい」という乗客の要望に応え、ヴァラナシやカジュラホなども訪問地に加えるなど、2010年からは周遊先の大幅見直しを行う予定としている。

現在、列車はデリーを出発し、ジョードプル、ウダイプル、チッタウルガー、サワイ、マドプル、ジャイプル、アグラからデリーへ戻る。