ヒマーチャル・プラデーシュ州のサクランボ農家は今シーズン、恵まれた気候にあやかり、記録的な豊作を享受することになりそうだ。
4月25日付ナブバーラト紙が報じた。
今年予想されているサクランボの生産量は過去最高の900トンに達する見込みで、「冬季から夏季にかけて気候が安定していたことが良い結果をもたらした」同州農業課調査担当官は話している。
ちなみに昨年の生産量は419トン、一昨年は698トンであった。
農家によれば生産量が大きいだけでなく、色ツヤなどの質も良好という。
同州ではシムラー(Shimla)、クッル(Kullu)、マンディ(Mandi)、チャンバ(Chamba)、キナール(Kinnaur)、ラハウル(Lahaul)、スピティ(Spiti)の各地域がサクランボ栽培に適しており、10,000軒の農家が生産に関わり、生産面積は合わせて405ヘクタールほどに及んでいる。
サクランボ栽培には、開花前の3月から4月にかけて7度以下の気温が700時間程度続けば十分なことと、価格も安定していることから「(開花前に1,200から1,600時間の低温を必要とする)リンゴ栽培農家もサクランボ生産にシフトするところが増えている」関係者は話す。
シムラー産サクランボは市場に出回り始めており、現在はキロあたり60~80ルピーで取引されているが、別の地方で栽培されたサクランボが出荷されれば、価格は大幅に下がるだろうと州農業課では見ている。
栽培は7月中旬まで続く。
農業に収入を大きく頼るヒマーチャル・プラデーシュ州では、冷涼な気候を利用し、サクランボやリンゴのほか、キウイフルーツ、イチゴ、ナシ、モモ、アプリコット、アーモンド、スモモなどの果物が栽培されている。