01年1月26日に発生し、120名が命を落としたアーメダバードの団地ビル倒壊事故からちょうど8年目にあたる26日、元住民ら有志の努力により再建されていた棟の一部竣工を祝う集まりが催された。
惨劇に見舞われたのは郊外のシカール(Shikhar)団地D棟で、8年前の共和国記念日で休日だったことから在宅していた人が多く、大部分が倒壊した建物の下敷きとなってしまった。
「妻と子供ひとりが巻き込まれて死んだ。完全に倒壊した建物を目の前にしたときには呆然とした。あれから、何もかもが変わってしまった」10階に住んでいた自営業のラフール・プロヒトさん。
別の棟に住んでいた住民の多くも退避勧告が出され次々と団地を去っていった。
一方でプロヒトさんを中心とする一部住民らの間で、再建のための努力が始まった。
惨事を鮮明に記憶していた人々から協力を得ることは至難を極めたが、「元住人の多くは、やっとの思いでシカール(団地)を『自分の城』として手に入れた労働者階級の人々だったんだ。なんとしても再建し、また戻ってきてもらいたかったし、自分も妻子との思い出を断ち難かった。もちろん再建する上では、頑丈かつ耐震強度が十分であることを第一条件にした上で、経済的負担が最小限に留まるように、様々な業者を回り、専門家の間を奔走し、確かな建材を吟味してもらった。2005年にようやく、工事に着工できた」プロヒトさん。
こうした努力が実り、フェニックスのごとく再生したシカール団地。
うち現在、入居者を募集している40室のうち、15室は元住民で埋まっているという。
プロヒトさんは「妻や子供たちが帰ってきてくれたような喜び」と表現した。
生まれ変わったシカール団地の竣工に際し、24日からはライトアップが施されている。