
子供向けにやさしく道徳や文化を教えるシリーズ漫画「アマル・チトラ・カター(Amar Chitra Katha)」を1967年から執筆してきたアナント・パイ(Anant Pie)氏が24日、搬送先の病院で息を引き取った。
81歳だった。
2月25日付ナブバーラト紙が報じた。
亡くなる数日前に自宅の階段から落ち、骨折を治療するために入院していた。
パイ氏の入院中、インドでは史上初となる「漫画会議(Comic Con)」が開催されており、集まった漫画ファンらによりパイ氏に「生涯功績賞(Life Time Achievement Award)」が授与されていたが、パイ氏は直接受け取ることはできなかった。
パイ氏は教育者として、そしてインド漫画の創始者として、アマル・チトラ・カターの長年に渡る執筆・編集のほか、国内初となる漫画シンジケート「ティンクル(Tinkle)」を1980年に創設した。
また子供向けの漫画シリーズ「インドラジャル(Indrajal)」にも多大な貢献をした。
アマル・チトラ・カターは、子供たちの読書量が減少していることを危惧したパイ氏が描き始めたものだ。
現在は年間300万部を売り上げ、これまでの総印刷部数は1億部を超えるとされている。
英語をはじめ20カ国語に翻訳され世界中で読まれている。
2007年にACKメディアにより買収され、経営母体となっている。