マハーラシュトラ州プネで、州立病院が提供する激安美容整形が、主にミドルクラス以下の収入層の女性たちの関心を集めている。
2月26日付DNA紙が報じた。
鼻梁整形が250ルピー、豊胸手術が500ルピーという安さに、ミドルクラスの働く女性たちはもとより、女子大生、果ては月収平均2000ルピーほどの家事手伝い業の女性たちまでもが、容姿を改善したいと同病院になだれ込んでいる。
同病院で美容整形科を取り仕切る医師パラグ・サハストラブッデ(Parag Sahastrabuddhe)氏によれば、小さいものではえくぼ形成や鼻梁整形、大きなものでは脂肪吸引や豊胸、乳房縮小などの手術を希望する女性が市内で急増しているという。
「民間病院ではこうした手術は、入院費用とインプラント埋め込みを含めて4万ルピーから15万ルピーほどの出費を覚悟せねばならない。当院ではインプラントの埋め込みを伴わない、比較的軽微な手術を低価格で実施している」同医師は説明する。
同院によればこれまでに低所得層に属する女性たちの手術も25件実施したという。
「安価に美容整形を提供する最大の利点は、より多くの女性たちの自信を取り戻すことで、積極的な社会参加を促し、また自らの容姿に起因する鬱を克服するきっかけを与えることで、社会を活性化するところにある」と同院では位置づけ、今後も美容整形手術を低料金で提供していくとしている。