チェンナイで、交通事故により36歳という若さで命を落とした男性の心臓が、難病を抱えるパキスタン人患者に無事移植され、奇しくも「ハートの架け橋」となった。
パキスタンのグジャラート県にある小さな町テーシル・カーリアン(Tehsil Kharian)で教師をするモハメド・アスミ(Moulana Mohammed Zubair Ashmi)さん(41)の心臓が血液を送り出す効率はわずか10%と、平均の60%をはるかに下回るため、C型肝炎などをはじめ臓器の機能不全に苦しみ「長生きはできないものと諦めていた」モハメドさん。
そんなモハメドさんのかかりつけだったラホールの病院から相談を受けた、チェンナイはフォーティス・マラール病院(Fortis Malar Hospital)のマラクリシュナン(K R Balakrishnan)医師が、さまざまな医学的障害を乗り越え、モハメドさんの命を救うことができた。
「パキスタン人ということで区別されることなく、等しく愛情を持って治療してもらえた」モハメドさんは温かな感情を土産に来月、帰国することになっている。