ひとりの女性が妊娠して出産するまで9ヶ月かかることは周知の事実だが、ビハール州では298人の女性が、およそ60日以内にそれぞれ2人から多い時で5人の子供を出産しているようだ。
政府が供与する奨励金の支給記録より、この不可解な事実が明らかとなった。
7月26日付ナブバーラト紙が報じた。
現在、インド政府は「Janani Suraksha Yojana(安全な育児の確保)」という枠組みの下、貧困層以下に属する世帯(Below Poverty Line:BPL)に対し、赤ん坊1人の出産あたり1,000ルピーを支給している。
ところが会計監査局(Comptroller and Auditor General)が明らかにした報告書によれば、2008年度において支給された奨励金のうち、298人の女性に支給された66万ルピーは、おかしなことに2ヶ月から5ヶ月ほどのスパンで2人から5人の出産があったことを示しているもので、何らかの汚職の可能性がある。
さらに、本当に出産しているのに奨励金を手にできていない女性も、同年度に出産した47万307人のうち実に9万7,146人にのぼっており、また18万人の女性、金額にして2億5,190万ルピーは、8日から最大で732日、支給が遅れていることが分かっている。
野党は同州にはびこる汚職を強く非難している。