1950年代に大活躍した伝説のサッカー選手、サイレンドラ・ナート・マンナ(Sailendra Nath Manna)氏が、コルカタの病院で高齢に起因する合併症により26日、87歳の生涯を閉じた。
2月28日付IANS通信が報じた。
1951年にデリーで開催された第1回アジア大会でインドに金メダルをもたらし、独立直後の混乱期にあった国民を大きく励ましたほか、1952年のヘルシンキ五輪、1954年にマニラで開催されたアジア大会ではチームを率いた実績を持つマンナ氏は、1953年に英国サッカー協会(England Football Association)が発行した年鑑に「世界で最も優れた10人のキャプテン」のひとりとして掲載された。
またインド史上最も優秀なディフェンダーとして現在でもその名が記憶に刻まれ、2000年には全インドサッカー連盟(All India Football Federation)より「千年紀を代表するサッカー選手」と称された。
興味深いエピソードとして、当時のインドのサッカー選手は予算の制約上、全員裸足でプレーしていたが、試合を観戦していた当時英王室王女から(他国選手がスパイクつきシューズを着用する中)危険ではないかと尋ねられたマンナ氏は「裸足の方がより上手くプレーできるのだ」と答えたという。
質素なライフスタイルと誠実な性格で知られるマンナ氏は、晩年は社会事業や慈善活動に専念していた。