ケーララ政府は今年、10名の学生起業家を選抜し、米カリフォルニア州の世界的IT企業集積地、シリコンバレーに派遣する予定であると発表した。
オーメン・チャンディ(Oommen Chandy)州首相が明らかにした。
同州が若者の起業を支援することを目的に運営する「スタートアップ村(Startup Village)」プログラムの一環として、昨年は5名の学生がシリコンバレーに派遣され、大きな成果を得て帰国したことを受けての措置となった。
「将来、ケーララ州の経済と産業を支える人材を積極的に育成していきたい。そのための州を上げてのバックアップは惜しまない」チャンディ首相。
同州では2020年までに3000社の新興企業を生み出すことを目標としており、現在「スタートアップ村」では600社が操業、こうした企業には州主導でエンジェル投資家の斡旋などのサポートを提供している。
「ケーララ州には潤沢な資金があり、次世代の起業家を育成したいという意欲を持った人が多くいる」プログラム関係者は説明する。
「スタートアップ村」は同州コーチにあり、「ミニ・シリコンバレー」とも呼ばれている。
メンターとして名を連ねるインフォシスの上級副会長、クリス・ゴパラクリシュナン(Kris Gopalakrishnan)氏は、「元祖シリコンバレーが拝金主義だとすれば、『ミニ・シリコンバレー』は学生や若者が中心となり、共同体や思考に変革をもたらそうとするパワーの集まる場所となっている」と評している。