ゴアの観光シーズンといえば11月から3月。
この時期は世界中からツーリストが集まり非常に混雑し、毎晩どこかしらでパーティが催され賑やか極まりない。
反対にインド全土がモンスーンに包まれる6月から9月にかけてのゴアは、例に漏れず連日の雨、時には強風を伴う激しい雷雨となるため、通常はオフシーズンとみなされてきた。
しかし最近、モンスーン期ならではの静かなリゾート地で、瑞々しい緑を愛でながら、のんびりと過ごそうとする人も増えてきた。
例えば北部のカラングートビーチには、このモンスーン、大勢の英国人観光客が訪れている。
そのうちのひとりで、妻を伴ってリバプールから来たというグレッグさん(42)は、「ゴアを訪れるのは8回目だけど、年々混雑がひどくなっているね。初めて来たのはクリスマス休暇の時だったけど、物売りはやかましくついてくるわ、ホテル代は高騰し、おまけにガンガン音楽をかけて夜中まで騒ぐ連中は絶えないわで、いまじゃモンスーン以外には来る気なんかしないよ。天候が悪いことは、海水浴に向かないという以外には、静かで落ち着いた休暇を安く楽しめるというボーナス付きで、僕らの楽しみを妨げはしないさ」という。
カラングートにある旅行会社によれば、「ピークとなるクリスマスの時期は、それこそ道路は連日渋滞し、どこへ移動するにも大変な状況です。反対にモンスーン期は人もまばらで、そんな静かなゴアをこそ楽しみたいと訪れる人が増えてきているようです」