米国東部時間の28日朝、訪米中のナレンドラ・モディ首相は、米国在住のインド人たちが主催し、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催した大規模な集会の場で、1時間に及ぶ演説を行った。
その中でモディ首相は、インド系市民カード、通称PIO(Person of Indian Origin)カード保有者について、生涯ヴィザを発給することを約束した。
モディ首相はまた、米国民についてインド訪問時の到着ヴィザ(visas on arrival)を取り計らうことも合わせて公約している。
この日のマディソン・スクエア・ガーデンには1万8500名あまりの米国在住インド人たちが詰めかけ、モディ首相を迎える様々な特別イベントが催された。
特に、モディ首相登場の場面では「モディ、モディ」と万雷の歓声が迎えた。
これに気を良くしたのか、モディ首相は特に海外に住むインド人に対する様々な便宜を約束した。
モディ首相によれば今後PIOカード保持者については、他のヴィザ資格でインドに滞在している外国人とは異なり、連続して90日間以上滞在する場合でも、定期的に警察署に出頭して登録する必要性がなくなる。
また、現在PIOカードのほか、OCI(Overseas Citizen of India)カードが存在するが、制度が分かりにくいことから、今後はこの2つのカードを統合すると発表した。