インド北東州のひとつ、ナガランド州では、あまり多くの人に知られていない同州の歴史資源や独特の宗教的背景などを広く宣伝し、観光客誘致に役立てようと計画している。
1月30日付ナブバーラト紙が報じた。
まずは独立運動の志士スバーシ・チャンドラ・ボース(Netaji Subhas Chandra Bose)が第二次大戦中に前線基地を築いたフェク(Phek)県チェセズ(Chesezu)に、往時を偲ばせる歴史資料館を建設するなどの案を検討している。
また現在クリスチャンが大多数を占める同州で、135年前にキリスト教が初めて伝わったモコクチュング(Mokokchung)県モルンギムセン(Molungyimsen)村を巡礼地として整備する計画もある。
同村は1872年にアメリカ人宣教師エドワード・クラーク(Dr Edward Winter Clark)氏が訪れた際にナガランド初の教会を建て、15名のナガ族の若者を洗礼したことをきっかけに、キリスト教を広める拠点にしたとされている。
同州観光担当政務次官イタチュー(Yitachu)氏は、観光が同州にもたらす恩恵は甚大であるとアピールする。
「全世界の旅行者数は10億人という時代に、そのうちのわずか0.1%でもナガランドを訪れてくれたら、もたらされる利益は計り知れない。ナガランドはあらゆる意味で観光業に力を入れなければならない理由にあふれている」と力説する。
ナガランドには独特の文化がありそのほとんどが手つかずの状態であり、また顧みられずに廃れていくものも多い。
イタチュー氏は今年から来年にかけて、同州における部族青年が様々な祭典を発表できる機会を創設し、観光誘致の一層の努力を投じていくとしている。