オディシャ州コナーラクに建つ、世界遺産にも登録されている有名な太陽寺院(Surya Mandir)で28日、総工費4億1000万ルピーの改修工事が発表された。
この改装工事では更なる観光客誘致のための周辺開発や美化整備などが含まれており、寺院本体や周辺の環境への影響など数々の不安要素も提示されている。
工事費は、周辺開発については同州で大規模に事業を提供しているインド石油公社(Indian Oil Corporation:IOF)の非営利団体であるインド石油財団(Indian Oil Foundation:IOF)が3億6000万ルピーを、博物館建設についてはインド考古学調査機関(Archaeological Survey of India)が5000万ルピーを、それぞれ出資する。
観光施設については2015年2月までの完了を見込んでおり、全国の文化遺産保全と観光客の更なる誘致、それに伴う雇用の創出の先駆けとなることを目指していると、関係者は話している。
この他、開発対象としてはマディヤ・プラデーシュ州カジュラホ寺院群、アーンドラ・プラデーシュ州ワランガル砦、ビハール州ワイシャリ市街、マハーラシュトラ州ダウラターバード砦などが挙がっている。