最高裁が騒音レベルに厳しい基準を課す判決を下してから4年、歴史ある街ヴァラナシでようやく、騒音公害を引き起こしたとして2名が検挙されるという事件が発生した。
この一件では警察も、これまで騒音問題に関心を持ってこなかったことを認めている。
11月26日付ナブバーラト紙が報じた。
捜査に当たった警察官によれば、24日午後11時半頃、ラーム・カトラ地域の住民らから、「音楽がうるさい」という電話やSMS(携帯電話のショートメッセージ)での苦情を受けたため、現場に駆けつけると、深夜にも関わらずDJパーティの真っ最中だったという。
「すぐにやめるよう警告したが聞き入れなかったので、2名のDJを検挙するとともに、スピーカーその他機器を押収した」
2名は翌日に釈放された。
2005年の最高裁判決では、午後10時以降は屋外でのDJパーティやライブコンサートなどで騒音を発生する行為、また午後10時以前でも至近距離で会話する人を妨げるような行為は禁止されている。
今回のヴァラナシでの逮捕劇は、国内で盛り上がりつつある騒音撲滅キャンペーンの追い風となるだろう。
同市内で騒音に対する取り組みを行うNGO団体、サティヤ・ファンデーション(Satya Foundation)事務局長のチェタン・ウパディヤ(Chetan Upadhyaya)氏は、「情報取得権(Right to Information:RTI)を行使し、10月20日付けで、市内でこれまで騒音に対する検挙が行われたかと問い合わせたが、11月12日時点で1件もないとの回答を受け、驚いていた」と話す。
警察側も「同団体によるキャンペーンがない限り、騒音に対する苦情や通報は重要視していなかった」という事実を認めている。
今回の事件をきっかけに、NGO団体と協力して取締りを強化していくと回答している。