バンガロールの医師グループが、コンサートやカウンセリングを通じて禁煙を支援する「タバコ・フリー・バンガロール(Tobacco Free Bangalore)」キャンペーンを31日から展開、健康を維持しようと呼びかけている。
5月30日付ナブバーラト紙が報じた。
キャンペーンに参加する医師によれば、インドの喫煙者のうち毎年400万から500万人が心臓や血管の疾患にかかっている。
バンガロールの市民団体やNGOのほか、インド医科協会(Indian Medical Association)、インド歯科協会(Indian Dental Association)、ラジーウ・ガンディ保健医療大学(Rajiv Gandhi University of Health Sciences)が後援するキャンペーンでは、同市フリーダム・パークで午前10時から医師らが待機し禁煙相談のカウンセリングを実施するほか、夕方にはコンサートを開催するなどして、人々に喫煙習慣のもたらす弊害を喚起する。
タバコがストレスを解消するかという問いに対し先述の医師は「(タバコに含まれる)ニコチン成分がアドレナリンその他ホルモンを分泌し、一時的にストレスに対抗するかもしれないが、長期的にはこのような即時的な身体の反応は免疫を徐々に低下させていく」と説明する。
「禁煙の成功は全て意思の力。タバコの弊害をよく学んで固い決意で臨んで欲しい」別の医師は述べている。