タミル・ナードゥ州における農村女性を貧困スパイラルから脱却させるため、小規模起業を支援する草の根的な活動に長年に渡り従事してきた活動家のクランデイ・フランシス(Kulandei Francis)さん(65)が、アジアのノーベル賞とも謳われているマグサイサイ賞(Magsaysay Award)の今年度の受賞者に名を連ねることになった。
フランシスさんが同州クリシュナギリで運営するプロジェクト、「Integrated Village Development Project(IVDP)」は文字通り多くの農村女性の人生を変えてきた。
マグサイサイ財団によればフランシスさんの「インド農村部の女性とその家族の経済力を全体的に向上するための、先見の明にもとる熱意、地域コミュニティの潜在力に対する深い信頼、そして持続可能なプログラム」が受賞に値すると今回、判断された。
出自も決して裕福な家庭ではなかったフランシスさんは、同州アンナーマライ(Annamalai)大学を卒業後、1979年にIVDPを創設以来、貧困世帯に属する女性が自立できるよう、小規模事業の立ち上げや銀行口座の開設、安全で信頼性の高いローンの手配などを中心とした支援に力を尽くしてきた。
こうした教育や社会活動を通じ、実際に多くの女性たちが貧困から家族を救い出すことができた。