こと交通ルールに関しては、自動車も歩行者もオートリクシャーも自転車も、「サバイバル」のみがその原則にあるかのようなムンバイで、73歳の高齢者が立ち上がっている。
マヘシュワリ・ウディヤン(Maheshwari Udyan)地区に住むスブラマニアムさんは、毎晩の散歩を欠かさない。
しかし大都市の車がひっきりなしに往来する通りでは、歩行者、特に小さな子どもやお年寄りを優先しようという意識のあるドライバーは非常に少ないことを憂い、「交通警察に頼るのも限界がある。それならば道路を使う人々ひとりひとりを教育するしかない」と思い立ち、週末を含む毎日、夕方5時半から2時間を、特に交通の激しい交差点に立って交通整理をしたり、ドライバーと歩行者双方に、交通規範を守るよう呼びかける取り組みを実施している。
当初は、奇異な目で見られたり、特にドライバーからなかなか理解が得られず、辛い思いをしたこともあるというスブラマニアムさんだが、最近は近所に住む76歳のナンダラルさんも仲間に加わり、2人は「我々の小さな取り組みが、大きな変化になってくれれば」と願っている。