ボスが日本への出張を機会に、新婚の奥さんをともなって北海道は知床へ行くようです。
なんでも、お友達(インド人)が北海道大学に留学中とかで、案内してもらえるそうな。
知床のウトロは、大学生のころに住み込みのアルバイトをしていたことがあった想い出の地。
滞在していたのは流氷のくるいちばん寒い2月~3月で、夏ほどの混雑はなかったので、朝と晩の仕事の時間以外は、しっかりと暖かい上着を着こんで、顔が濃いので「バリさん」という愛称で呼ばれていたオジさん(といっても当時34歳くらいだったと思います)といろいろなところへ遊びに行きました。
流氷がたまるウトロは、観光コースに必ず入る網走よりも、ずっと氷の密度が濃いので、流氷の上を歩き回り、流氷の上で休むアザラシを遠くから眺めながら、流氷の真ん中で流氷を溶かした水でコーヒーを作って飲むなど、流氷にどっぷりつかる、普通では味わえない楽しみをおぼえました。
そのほか、知床自然センターへハマナスソフトを食べに行ったり、クロスカントリースキーをみっちり教えてもらい、九州に帰ってから家族や友人に驚かれるくらい、真冬なのに日焼け(雪焼け?)で真っ黒になり、バリさんの顔に負けないくらい濃い日々を過ごしたっけ。
バリさんの体力があるときには、軽トラックを飛ばしてもらい、まっすぐな道路がどこまでものびる中標津までドライブへ行き、そこで有名な濃厚アイスを食べたり、弟子屈町の摩周湖にも足を伸ばしたり。
お休みが1日だけもらえた日には、釧路まで連れて行ってもらって、そこで食べたおすしのネタの大きくておいしかったこと、春採湖という素敵な名前の場所にあった六花亭で味わった焼きたてのパイの香ばしさ、帰りに地平線を真っ赤に染めて沈んでいく夕陽のきれいだったこと。
九州から到着した日、かつて体験したことのないマイナス20℃という、身体中で唯一裸のまま外に出ている顔の全神経がつっぱるような極寒の中で観た、知床オーロラファンタジーも、忘れられません。
原生花園での不思議な植物の数々、冬だと半島をぐるっと周って辿り着かねばならない反対側の町、羅臼での光りゴケや食べたイクラ丼の値段まで覚えてます。
京都からひとり、大学の卒業旅行で勤務先ホテルに滞在していらっしゃった男性客に憧れたりもしたっけな(この男性とは地味に、というかわたしからの一方的な交流が続いて、のちに京都へ訪ねたりもしちゃいました)。
いつか、シッダールタさんを連れて行きたいと願っていた北海道。
行くなら、絶対に真冬と決めていますが、ボスの話に思わずうらやましさいっぱいの顔をして、「あ~、いいなぁ」と漏らしてしまいました。
それにしても、いま知床で働いている友人によれば、世界遺産になったことで、以前とは比べものにならないくらいの混雑だということですが、あのころはまさか、こんな「地の果て(「知床」はアイヌ語の「シリエトク」、つまり地の果てという意味)」に、インド人が来るなんて、想像だにしなかったよなぁ。
(土曜日)
☆★☆★☆ ASKSiddhiよりお知らせ ☆★☆★☆
最近、インターネットエクスプローラで閲覧して頂いている方々より、「次ページの画面を見ようと思ったら、真っ白になってなにも表示されなくなった」という報告を複数件いただいております。
現在、原因の究明と不具合の解消を試みておりますが、もし、そうした現象が発生した場合の一時的打開策として、大変お手数ですが、ブラウザ左上のツールメ ニューから、「表示 → エンコード → 日本語(自動選択)」をクリックしていただければ、コンテンツが表示されます。
みなさまにご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。
今後とも、ASKSiddhiを、どうぞよろしくお願い申し上げます。