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ジャロカー」はインドの小窓インドの今をのぞいてみよう 
みんなのおかげで無事だった
2008年09月03日
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昨夕、わずか2時間ほどの間に集中した豪雨は、あっという間に水はけの悪く、でこぼこだらけの道路に深い水たまりを作り、各所では水に浸かった車がショートしたり、通行止めになったりし、にわかに深刻な交通渋滞を巻き起こしました。

ちょうど帰宅時刻と重なってしまったため、新オフィスの場所から旧オフィスの場所まで、わたしたちを運ぶ会社のバスも、ちょっと手前で全く動かなくなりました。
外を見ると、だいぶ小雨になり、バイクも車もバスも、イラついてクラクションを鳴らし続けていますがほとんど動けない状態なので、歩いている人もけっこうおりました。
同じバスに乗っていた同僚たちも、橋を渡ってしまえば交差点にぶつかるので、バスを降りオートリクシャーがつかまる地点まで歩いたほうがいい、ということになりました。

ところが歩く場所といったら、道路の端っこの、臭くてどろどろした水たまりのところしかない。
しかも、バイクも容赦なく真横を通る危険極まりない冒険。
人事部のSさんは、買ったばかりのサンダルが惜しく、しまいには裸足で歩いていました。

こういうパニックのとき、インド在住5年といえども、外国人女性がひとりで行動をするのは、色々な意味で危なく、わたしは無事にオートリクシャーがつかまるまで、ぴったりとインド人の同僚たちと行動を共にし、彼女たちのアドバイスに従うようにしていました。

ところが、旧オフィス前の広場をはさんだ分かれ道で、一方に腿くらいまでの深い水たまりの箇所があったので、高い塀づたいに行こう、とみんなは次々と先へ行ってしまいました。
しかし高所恐怖症気味のわたしは、さきほどの泥でぬるぬるすべりやすくなっているサンダルの状態も考慮し、「どうしても行けそうにないので、わたしはここからもう一方のルートで家に帰るよ(実際そちらの方が、帰宅するルートとしては近かった)」というと、先に進んでいた男の子がすぐに駆け戻ってき、わたしが塀を降りるために手を貸してくれ、他の女性2名も、遠回りになってでもわたしと一緒にいてくれる、と言ってくれました。

しばらく歩くと無事、オートリクシャーを拾うことができ、ちょうど前方を歩いていた見知らぬ女の子も一緒に乗せて、みんなの家に帰るためのオートリクシャーが確保しやすいプネ駅まで行ってもらうことにしました。
こうして走りながら、幸運にも空のオートリクシャーを見つけたNさんは、そのオートワラー(運転手)にわたしの自宅の方向であるカルヤニナガル(Kalyani Nagar)まで言ってくれるように話してくれました。
こういうときのオートワラーは狡猾で、困っている人につけこむように、法外な料金を請求してきますが、この際、仕方がありません。

みんなと別れて、Nさんがつかまえてくれた帰りのオートリクシャーにひとり、揺られながら、みんなの親切のおかげで、無事にピンチを切り抜けたことに、心からの感謝の気持ちがこみ上げてきました。
大変だったできごとも、周囲の人たちの温かな配慮で、すごくよい思い出に変わるとは、こういうことなんだなと、いまとなっては思います。

(水曜日)

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