水の問題がいよいよと深刻化し、水力発電に大部分をたよるプネやバンガロールなどの地域では、配水だけでなく配電も一部カットという状況になりつつあります。
ライフラインの1つが倒れたら、もう一方も連鎖的に倒れるという脆弱なインフラシステムをみるにつけ、インドが「発展途上国だった」ということを再確認させられます。
などと言ってみても、やはり個人レベルでの生活に支障がある現状は、すぐには変わらず、それならば自己の意識を変え、少しでも気持ちを楽にしようと努力するしかありません。
現時点で、最も不便だと実感するのはバケツ湯浴み。
お手洗いは、水を貯めておけばなんとか乗り切れるのだけど、湯浴みには相応の水量が必要です。
しかも夜と朝、1日2回使って、つましいながらも大きなリフレッシュとしていたのが、1日1回使えればマシ、しかもいつ水がでるかわからないから、出ているうちに使う、という、およそ住宅で暮らしているとは思えないキャンプ生活になっています。
水がでても、雨の量が少ないとはいえ、いまはモンスーン期で気温が低いので、ガス湯沸し器を通したお湯を使うのですが、水量が少ないとガスが着火するのに十分な水圧がかからぬため、ガスレンジで温めた湯を少しずつうめて使っています。
こんな時、「身体をきれいにできるだけでも、よかった」と思えるかどうかが、インド生活を乗り切れるかどうか、ひいては、人生をハッピーに生きられるかどうかの分かれ道ではないかと思っています。
インドへきて学んだことのうち、最も大きいことのひとつは、この「足るを知る」の精神でしょうか。
(木曜日)